【この記事は2018年8月19日にぷらいべったに投稿したものの再掲です】

胸にぐっと来たのです。黒人にとって「ブラックパンサー」が果たした役を、アジア人にとっては「クレイジー・リッチ・アジアン」が果たしたんだろうな、と。拙訳ですが、よろしければどうぞ。

(追記:光栄なことに、拙訳をハフポスト日本版様(2018年8月24日付)に掲載していただきました。ありがとうございました!)

You’re 8 years old.
Your 3rd grade class orders chinese food & your father delivers it. You are so excited to see your pops in school. He’s your hero. But apparently other kids don’t think he’s so cool. They laugh at him and mimic his accent. You don’t want to be Chinese anymore.

8歳。クラスで中華料理を頼んだとき、あなたの父親が配達に来た。学校で父親に会えて、あなたはとても嬉しかった。だって、彼はあなたのヒーローだから。でも他の子たちにとっては違ったらしい。みんな父親の訛りを真似て、笑いものにした。あなたは思う。中国人でなんかいたくない。

You’re 9 years old.
You attend ballet camp. Someone tells you that another girl *hates* you. She thinks your eyes are an “ugly shape.” You don’t have the vocabulary to describe why that’s hurtful. But now, you hate your distinctly Asian face. You don’t want to be Chinese anymore.

9歳。バレエ合宿で、他の女の子があなたを「大嫌い」だと言ってたよ、と告げられる。だって、あなたの目は「醜い形」をしてるんだもの。なぜその言葉に傷ついたのか、あなたは上手く説明できない。でも、はっきりとアジア系である自分の顔が嫌いになり、あなたは思う。中国人でなんかいたくない。

You’re 16 years old.
It’s Halloween & 2 students come to class dressed as “Asian tourists.” They’ve taped their eyes back, strapped cameras around their necks and chucked up peace signs. You feel uncomfortable. When a teacher asks if you find the costumes offensive, you say no.
You don’t want people thinking you’re uptight. You laugh along with everyone else. You don’t want to be Chinese anymore.

16歳。ハロウィーンのとき、同級生ふたりが「アジア人の観光客」に扮して学校に来た。目をセロテープでつりあげ、カメラを首に下げ、ピースサインをして。あなたは居心地が悪かったけれど、教師にこの格好は侮辱的なものかと聞かれ、そんなことはないと答えた。お堅いやつだと思われたくなかったから。そしてクラスのみんなと一緒になって笑った。あなたは思う。中国人でなんかいたくない。

You’re 17 years old.
You’re off to college & you meet other Asians. They have pride that you never had. You meet a boy & he wonders why you don’t speak your family’s tongue. Why your favorite food is grilled cheese, not xiao long bao. You say your family doesn’t live that way.
But you know you rejected your culture a long time ago. You know you refused to speak Chinese & you remember calling your mother’s food “disgusting.” It’s fucked. It clicks. It’s a race to reclaim everything you’ve hated about yourself. For the 1st time, you want to be Chinese.

17歳。大学に進学して、他のアジア人学生に出会う。彼らは、あなたと違い、みんな自分に誇りを持っている。とある男の子に、なぜ母語を話さないのかと聞かれた。なぜあなたの好物はグリルドチーズで、小籠包じゃないのかと。あなたは答える。私の家族はそういう感じじゃないから。
けれど、あなたは知っている。ずいぶん前に、自国の文化を捨ててしまったことを。中国語を話すことを拒否し、母親が作ってくれた料理を「まずくて気色悪い」と言ってしまったことを。サイテーだ。そこであなたは気づく。嫌っていた自分の何もかもを、取り戻さなくては。あなたは、初めて思う。中国人でいたい。

You’re 20 years old.
You’ve spent the past several years repatriating yourself. You get your family’s name inked into your skin. That character is there forever. You won’t let anyone make you feel the way you did all those years ago. You love being Chinese.

20歳。あれから数年、あなたは「自分」を取り戻そうとしてきた。名字を刺青にしていれた。漢字の文字が、肌に永遠に残るように。子供のころのような思いを、もう二度と、誰にもさせられてたまるものか。あなたは思う。中国人でよかった。

You’re 25 years old.
You see a movie with an all-asian cast at a screening and for some reason you’re crying and you can’t stop. You’ve never seen a cast like this in Hollywood. Everyone is beautiful.
You’re so happy you’re Chinese.

25歳。キャストの全員がアジア人という映画を試写会で見て、どういうわけか、涙が止まらない。あなたは、ハリウッドでこんなキャスティングの映画を見たことがなかった。誰もかれもがうつくしい。あなたは思う。中国人で本当に幸せだ。

#CrazyRichAsians #RepresentationMatters
#CrazyRichAsians #レプリゼンテーションは大事 

キンバリー・ヤムさんのツイートはこちら(クリックすると元ツイのスレッドに飛びます)

(Visited 40 times, 40 visits today)

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です